灰原クラスタ様方の評判の良さに例年よりかな〜り早く映画館に行って参りました(大体いつもはGW中なんですけど、今年は仕事の関係で逆にGWは厳しいという悲しい事情もあったりします@爆)
一言で言ってしまえば灰原ファン的には美味しい映画だったと思います
(ライト層からは「ヒロイン変わったの?」という発言まで飛び出したそうですし)
出番はある、活躍もある、予告もほぼ嘘予告じゃなかった(!)と嬉しい誤算ではありました。
ただストーリー的に考えると「どうなのかなあ?」と思わされる事がチラホラあった事も否定出来ず。
ここから先は原作のネタバレも含みますので「OK!」という方のみお進み下さい。
「コナン」は原作ありきのアニメなので仕方ないと言えば仕方ないのですが、ちょっとライト層に不親切な内容じゃないかなあと感じてしまったんですよね。今回の目玉「シャアVSアムロ」、江戸川が「何やら因縁があるらしい」と前説してはいましたが、話のメインに持って来ているのにどうしてこの二人がここまでいがみ合っているのかテレビアニメしか見ていない層には全く分からないんです。公開と前後して発売されたコミックスでようやく赤井が安室の同僚(?)を殺した事が彼のモノローグで語られ
(ただし安室の壮大なる勘違いというヘタムロ品質ですが@爆)、サンデーでようやく二人の過去話が描かれてはいるのですが、テレビアニメしか見ていない方は完全に置いてけぼりを食らっている訳です。
しかもこの二人の争いが「そんな事やってる場合じゃないだろ〜!!」と力説したくなるような場面という@爆
黒の組織が少々おまぬけなので事無きを得ましたけど、あのまま観覧車が止まらなかったらこいつらどう責任取ったんだろう……
江戸川の仲裁(してたか?と私は疑問なんですけど)もあって二人はそれぞれ対組織に動くのですが、ライフル持ってウロウロしてたシャア赤井は「置いといて」(←)安室サイドの驚きの設定が明かされました。なんと「あの」松田刑事と知り合いだったという……灰原好きにとっては「揺れる警視庁」は結構美味しい話でしたし、高佐の恋愛話では外せないエピソードではありますが、コミックスが89巻まで来ている昨今、36巻で一回だけ出て来たゲストキャラを一体どれだけのファンが覚えていると公式は考えているのか……orz この設定持って来るなら直前の再放送は「揺れる警視庁」にすべきだったと思うんですけどね〜
(キールの出番なんてほとんどありませんでしたし)
更に言えば松田刑事は警視庁、安室君は警察庁と属する組織が違います。松田刑事がエリートで警察大学で研修を受けていたという可能性が無きにしもあらずですが、警察学校云々という設定は無理があるような……
まあ所詮アニメの話ですしスルー出来ない事もないのですが、劇中であれだけ2つの組織がぶつかってる現場を描いている事を思うと「う〜ん」と首を傾げてしまう訳です。
それにしても安室の部下という割にカミーユ老けてたな@爆
そして一番不満だったのがやっぱり今年もパニック映画だった事。劇場版「コナン」に推理を期待するのはもう無理なんでしょうかねえ……
それにしても「漆黒」で東都タワーが、今回公共の大型レジャー施設がヘリや軍用機から銃弾で蜂の巣にされたというのに本格的な捜査が全く行われている気配がない事が「コナン」界最大の謎のような気がするのは私だけでしょうか?@核爆